2012/03/11

五千人の給食(ヨハネ6:1−15)

暗唱聖句

「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」(ヨハネ6:35)

目標

イエス様は、私たちがささげる小さなことを大きくして私たちの必要を満たしてくださることを知り、イエス様に信頼する。



十二かご

五千人の給食の話は、すべての福音書に収録されています(マタイ14章、マルコ6章、ルカ9章、ヨハネ6章)。 その中でも、ヨハネの福音書では食後の収集(奇跡の結果)について詳しく記されています。 13節で、余ったパン切れを集めると「なお余ったもので十二のかごがいっぱいになった」とありますが、なぜ十二のかごだったのでしょう? 聖書における十二という数の意味は、永遠の完成と永遠の完全を表します。 余りですらそれほどであるなら、実際に配られたものはどれだけ豊富であったことでしょう。

また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。(ピリピ4:19)

演習と適用

今日のお話から、次の3つのことがわかります。

  1. 1つ目は、イエス様はご自分に頼るよう試されるということです。イエス様はみんなにパンを増やして分けてあげようと決めておられたのに、あえてピリポに質問しました。そこでピリポは「無理です」と答えました。みんなだったら、どう答えますか?そんなときは「私たちには無理です。でも、イエス様ならおできになります。イエス様、私たちを助けてください」とお祈りしましょう。
  2. 2つ目は、イエス様はささげものを用いてくださるということです。 少年は、少しかもしれないけれどイエス様のために自分の食事を提供しました。「たったそれだけ」とみんなは思うかもしれないけれども、イエス様はそれを祝福してくださいました。みんなも自分に備えられた能力をイエス様のために使ってみてください。イエス様はきっと大きく用いてくださいます。
  3. 3つ目は、働きの報いについてです。 弟子たちはイエス様のお手伝いをしました。みんなを座らせてパンを配りました。自分たちの食事は後回しです。でも、パンくずを拾ったらちょうど弟子たちと同じ数のかごにパンが一杯になりました。イエス様のために働く人はイエス様が必ず報いてくださいます。みんなもイエス様のお手伝いをする人になってください。

イエス様は、モーセの時代に先祖たちが荒野で食べた”天からのマナ”のことを思い出させ、6章35節で「わたしがいのちのパンです」と言われました。
ヨハネの福音書では、他にも「わたしは〜です(エゴー・エイミ)」という、イエス様の”自己紹介”の箇所がたくさんでてきます。おうちに帰って、それぞれのみことばの意味を考えてみてください。

  • ヨハネ8:12「わたしは、世の光です。」
  • 10:9,11「わたしは門です。」「わたしは、良い牧者です。」
  • 11:25「わたしは、よみがえりです。いのちです。」
  • 14:6「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」
  • 15:1「わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。」

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