2007/03/01

muddle through

NHK プロフェッショナル:仕事の流儀
"「シリコンバレー、疾風怒濤(しっぷうどとう)」技術者・渡辺誠一郎"

プロフェッショナルとは:
「もう、恋愛感情みたいなこと。思って思って思い続けて、それが自分の中ででき上がっているような気になるまで、ずっと思い続けてビジョンをつくれる人だと思います。」

「失敗の評価」に見る文明の差:茂木健一郎の「超一流の仕事脳」
"渡辺さんの話の中で興味深かった言葉に「マドルスルー:muddle through」がある。「ブレークスルー」というのは目的指向型で、例えば青色レーザーを作るために努力を重ねた結果のようなものだ。これに対して「マドルスルー」は方向性や方法論さえも分からない状態の中でもがいているうちに、いつの間にか突き抜けている。そういうことがシリコンバレーでは意外と多いのだというのが面白かった。"

シリコンバレーの日本人経営者、渡辺誠一郎さんがシリコンバレーでの創業からの苦難の末に、成功を掴んだ時の体験が「マドルスルー:muddle through」だったそう。ブレークスルーは目標ありき、マドルスルーは試行錯誤でいつの間にかブレークスルーしていた、というもの。シリコンバレーでは、後者が多いらしい。
日本とアメリカでは、そもそも失敗の概念が違うし、日本の企業は失敗が許されない雰囲気があるから、イノベーションのスピードが遅くなりがちなんだろうな。

0 件のコメント: