2007/02/18

ジョブズ本

スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのかスティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか
竹内 一正

経済界 2007-01
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事実は小説より奇なり、とはよく言ったもので思わず一気読み。
ジョブズの破天荒な逸話の数々は、凡人では決してまねのできないものばかり。
「ネットブームを見て問題だと思うことは、 会社を始める人が多すぎることじゃなくて、途中でやめてしまう人が多すぎることなんだ」
インタビューでのこの言葉が、ジョブズの本当の凄さを黙示している。
以下、文中の引っかかった言葉を引用。
もし「すごいもの」を望むなら、安易な妥協を考えてはいけない。とことん納得がいくまでこだわるべきだ。それが発想の飛躍を生み、どこにもない発想、世界をアッと言わせるものを生み出す原動力となる。ただしそれにはスティーブ・ジョブズ並みのパワーと執念を必要とする。相手はライバル企業だけでなく、投資家、部下、上司と広範に及ぶ。それらを自分が納得する高さまで引き上げるのは容易ではない。
大切なのはどこで戦うかだ。主戦場をしっかりと持つ。そうすることで人も企業も、本当の強さを発揮することができる。
ゼロからなにかを生み出すチャレンジでは「ノー」を受け取ってはいけない。
だが、残念ながら大企業を中心に、できない理由を実に論理的に上手にしゃべる管理職がいまだに数多く生息している。できるかもしれない方法を静かに語る管理職は少数だ。「できない言い訳」など聞いている暇があるなら、「どうすればできるか」に時間と労力を注ごう。これが、シリコンバレーでも日本でも、大企業でもベンチャー企業でも、成功するための鉄則だ。

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